ノアの箱舟の話をしょっちゅう聞くのには意味があるか

スピリチュアルの話ではない方面だと思うけど、結果的に近寄るかもしれないと思いつつ書く。
このところ、ノアの箱舟にまつわる話を見たり聞いたり人と話したりすることが何度かあって
不思議だったのでメモしておく。


たとえば、ハトがオリーブの枝を咥えているモチーフはどこから来たか。
幅30キュビトとかってなんの話しだっけとか。
しまいには娘が、これおもしろいよと、箱舟が実在したかもという
「世界の謎」っぽい本を借りてきたりもして。


箱舟話を聞くたびに思い出されるのが世の中の変化のこと。
不可逆の変化が世の中に起きつつあって、
ビジョンを描けるひとや、それを理解したり評価できたり
よいビジョンをクリエイティブに支援し実現することを生業とするひとと、
他者の指示を受けてそのとおりに行動をすることを生業とするひととで
暮らしぶりが分断されていく、というフェーズのことだ。


私は明らかに、後者の生まれであり、後者になるべく育てられた自覚がある。
でも前者の姿が、これまでになく近く見えていて、その考え方をいま把握しつつある。
雨が降り出す前に私は船に乗れるだろうか、と、ときどき考えている。